マッサージでは、肩の力を抜く事

肩の力の抜き方 ソーステクニック・ボディケア

指圧やマッサージをする時

楽で上手に圧(力)を出すためには
肩の力を抜く、といった事が重要です。

その理由を、ご存じですか?

マッサージで肩の力を抜く理由

マッサージで
肩の力を抜く理由は次の通りです。

イメージしてください。

「膝関節を伸ばした状態のジャンプ」を…。

その状態で、
うまくジャンプは出来ましたか?

出来ませんでしたよね?

力が出せる状態というのは
一度は、関節が緩むからなのです。

関節を緩めると言っても、
ふにゃふにゃにするという訳ではありません。

バネのようにしなる」という事です。

キャッチボールも同じで
肘を伸ばした状態で行なうと

掌や肩が痛んでしまいます。

力を抜いて
まるでバネがしなるように

一度
圧を僅かに吸収して、蓄える事で

伸筋群が働いて、圧が生まれるのです。

これは
マッサージの施術でも、同じ事が言えるのです。

マッサージの学校や指圧の指導中

肘にロックをかけた状態で
圧をかけているのを、よく見かけます。

そのやり方のメリットは
圧がブレずに、垂直圧がかかる。

体重が乗るから。と説明されることが多いです。

勿論
それ自体間違っては、いません。

しかし肘は曲がっていても
バネのように芯が通って、しなってさえいれば

ブレるということはないのです。

肩の力を抜く

マッサージの施術では
肩の力を抜く事が重要なのは分かりました。

では、そのやり方
というのはどうしたらいいのでしょうか?

それは、一度
関節のロックを外し、ニュートラルな状態にする
という事です。

簡単そうですが
一体どのような状態が、無駄な力が抜けている状態?

これを知らないことには出来ませんよね。

肩の力が抜けた状態とは

肩の力が抜けた状態というのは、どういった状態をいうのか。

実は
肩の力が抜けた状態というのは

自分で鏡で見て
確認できる方法があるのです。

それは
肩ぐう穴が凹んでいるかどうか

を見れば良いのです。

肩ぐう穴が常に凹んでいる状態=肩の力が抜けている状態

肩ぐう穴とは
肩を水平挙上(肩まで腕を挙げた状態)してできる、肩関節の凹みの事。

どれだけ強く押しても
どの様な動きをしても

肩ぐう穴の凹みは、常に出ているようにしましょう。

施術の間中、いつも
肩ぐう穴が凹んでいる状態が作れるようになると

肩関節に角が無くなって、丸みが出来ます。

これによって
反作用が肩関節や腰に停滞しなくなります。

要するに、圧(力)を
肩関節で止めてしまわないようにする必要があるのです。

指圧やマッサージの施術では肩の力を抜く

指圧やマッサージの施術において

肩の力は抜いておく事。

理解出来ましたでしょうか。

実は
伊原塾で推奨しているのは

折れない腕

ぶれない腕

を作る、という事なのです。

施術中
肘を曲げていても

常に竹がしなっているような、弾力のある腕を作ります。

指圧やマッサージの施術で
圧(力)が出せる身体の状態というのは

身体(関節)の角を無くしていって
最終的に身体全体が球体になっているという事です。

球体には角がありませんし
六面(前後、左右、上下)の力が均等に働いています。

ソーステクニックの一例

最初から肘を伸ばし構えて
圧をかけない

という事が、重要なのです。

伊原塾代表:伊原 秀紀
圧の法則~ソーステクニック・ボディケア

ソーステクニックは、体格に関係なく効率的かつ迅速に力を加える方法論です。

2.力学的に意識する