双球の理論

双球の理論 ソーステクニック・ボディケア

ソーステクニックの施術法を使って

指圧やマッサージをする時に

目指したい、
最終形態というものがあります。

それは
双球の理論を使った施術です。

指圧やマッサージにおける「球体」という考え方

指圧やマッサージにおける

「球体」という考え方については

タイトル
肩の力は抜いておくでも

少し触れています。

人は、ジャンプする時

膝関節は、ロックをかけて伸ばした状態では

うまくジャンプが、出来ません。

圧(力)が出せる身体の状態というのは

関節のロックを外して

ニュートラルな状態にする
という事です。

それは

「一切の無駄な力が抜けている」という状態です。

つまり

このようになります。

「身体(関節)の角を無くす→角が無い状態」=球体

という考え方です。

身体操作や施術する時の

究極の形というのは

角の無い球体

という考えになります。

球体がぶつかりあったり

絡みあったり

融合することによって

力を導いたり、

手技に変換するのです。

この事を、
ソーステクニックでは

双球の理論と名付けています。

双球の理論を使う

双球の理論を使うにはまず

リラックスせずして、使う事は出来ません。

特に、
上半身の肩関節や肘関節では

力の滞りが起きやすくなるため

力まずに、リラックスすることを心がけます。

双球の理論を使うには
ソーステクニックの基本である7つ

ひとつ、ひとつの理論や法則をマスターして

活用する
といった事が、重要になるのです。

双球の理論のイメージ

もう少し
双球の理論をイメージしてみます。

角が無い身体の状態というのは

ちょうど胸の前で

弾力のあるボールを抱いているような状態です。

身体を丸く球体のようにする事(講義中)

そうすることによって

腕や頸部

足に圧を加える時も

イメージした球体を、
包み込んで持つ形をとることになって

優しい、手の温もりが伝わるような

気持ちが良い手技になる、ということです。

背部を圧する時も、同じです。

その感覚を持って触れるなら

自身の手の

MP関節や、母指対立筋が働くことから

接触面は吸い付くようになって

四指の支えが、しっかりと働くのです。

双球の理論で爆発的なパワーを生み出す

双球の理論というのは

ソーステクニックの中の技術です。

その技術
ひとつひとつを、大事に理解しながら

しっかり身に付けていなければ、

出来ないかたちです。

学ぶなら、
目指すべき最終形態の技術です。

双球の理論が

まだ(理解)出来ない間であるなら

一体

この身体のどこから、
こんなに凄いパワーが出ているんだろう・・。

とさえ、思わせるような。

何とも
不思議な感覚を、持つかもしれません。

しかし

ソーステクニック技術の基礎を身に付け

双球の理論を

使いこなせるようになれば

がんばって力を出そうとしなくても

余裕を持った上で

爆発的なパワーを引き出す事が、

可能になるのです。

それはまるで、川の流れのように

エネルギーの滞りが、無くなることから

一度生み出した

その力(エネルギー)を

長く使い続ける事が

出来るようになるのです。
(つまり、疲れにくくなるという事)

その身体の動きでさえも

角が無くなって

見た目はまるで、踊りのような

まるで、
舞を舞っているかのように

動き出すと、長い間

止まらずにいる事が、可能になるのです。

伊原塾代表:伊原 秀紀
圧の法則~ソーステクニック・ボディケア

ソーステクニックは、体格に関係なく効率的かつ迅速に力を加える方法論です。